「麹中カフェ」+クスキチオフィス

Kojichu Café and Kusukichi Office

2017

面積 | 137㎡
用途 | 飲食店 + 事務所
構造 | 既存建物構造 – RC
設計 | 空間構想一級建築士事務所
施工 | (株)鯰組

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天井と床の変化がつくる2.5の領域

 樹齢600年の大きなクスノキの前にカフェとオフィスが併設した空間をつくりました。カフェとオフィスは求められる空間的な性能も異なるので、しっかりと壁で仕切ってしまい、まったく別の領域にすることもできますが、時にはオフィスの打ち合わせをカフェでしたり、静かに食事をしたいときはオフィス的な静寂さがほしかったりと、人が空間に求めるものはもう少し多義的であると考えました。
 カフェとオフィスの間を強固な壁で仕切るのではなく、天井と床の高さを段階的に変化させることで、2つの領域ではなく、2.5の領域をつくることができました。0.5の部分は、あるときはカフェの一部として、あるときはオフィスの会議室として使える中間領域です。思い返せば、こうした天井と床の変化によって領域をつくる、という考え方は、古い日本建築でも試みられていた手法であり、その再解釈と応用だともいえるかもしれません。

厨房と本棚を兼ねたボリュームが中心に配置され、その周囲に床や天井の高さが回遊的に変化。

オフィスからカフェを望む

突き当たりのない平面計画が、様々な視線の抜けをつくりだす。

外観写真

壁1枚を隔てて、カフェゾーンとオフィスゾーンが共存。

外観写真

まちに生まれた新しい居場所。
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