ZXY三鷹

ZXY MITAKA

2018

面積 | 226㎡
用途 | オフィス
設計 | 空間構想一級建築士事務所
施工 | 株式会社ザイマックスアルファ

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目玉焼き理論による可変的な仕事場

 都市と郊外の関係は、再編されなければなりません。毎日のように繰り返される通勤事情は、いまだ日本の都市は成熟しきってはいないことの証左であるということができます。本来は都市計画的な見地から、こうした社会課題を解決する必要がありますが、日々暮らしている現実の中では、一刻も早くこうした状況を改善しなくてはなりません。
 このオフィスは、全国に展開するサテライトオフィスの旗艦店です。全国に共通した仕事場としてのサービスの共通性を保ちつつ、立地するエリアごとの個性を醸成することができるよう、キミとシロミという考え方をこのオフィスのコンセプトとしました。目玉焼きを焼くとき、黄味の部分はいつもきれいな球形をしています。一方、白身の部分は、フライパンの形や大きさ、卵の割り方によって、いつも形が変わります。そして、変わらない黄味と変わる白身の組み合わせによって、目玉焼きはいつも目玉焼きとしての個性を持っています。この理論は、清水博さんがその著書『場の思想』の中で人間関係を記述する際に説明している理論ですが、この理論を空間のデザインに応用し、全国展開するサテライトオフィスの一貫した個性と立地ごとの多様性を両立させることができました。

目玉焼き理論のスケッチ

普遍性を持ったキミと地域性を持ったシロミ、という組合せ

内観写真。トンネル状の空間が形成。

内観写真。

大きなスペースと小さなスペースが共存

床仕上げ

光を反射する仕上げ

使用する木材の切出し

キミには素材感をいかした仕上げとするため、施主とともに近郊の山で木材を切り出す

駅前の銀行が入っている建物を再活用することで、新たなアクティビティを創出する

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